絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

おねえちゃんに「弟の本」という条件で買ってあげた「かくしたのだあれ?」

今日の紹介は五味太郎さんの「かくしたのだあれ?」です。

 

最近のおねえちゃんのブームは、図鑑と恐竜!

最近のお姉ちゃんは、図鑑にはまっております。前にもいった通り、恐竜ブームのまっただ中。

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また、茨城県立自然博物館に行きたいらしく、たまにそんな話もしております。この間は入場券が出てきまして、1枚はトリケラトプス、もう1枚にはマンモスの骨格標本が。

そのマンモスを見て、「マンモスって何だろう?」って始まったんですね。

骨だけのせいもあると思うんですが、まずは「イカ」だということになったらしい。恐竜図鑑を探したんですけど、マンモスは恐竜じゃないのでのっていないんです。彼女なりにいろいろ検討したらしく、「すいぞくかんのあいうえお」を開いて、似たものを探します。

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で、彼女の答えは「セイウチ!」ということになったらしく、答えが知りたくて、図鑑を見に行くことになりました。彼女曰く「魚類じゃない?」ということです。水族館にいると、セイウチも魚類ですね。

小学館の図鑑の場合、大昔の生き物みたいなシリーズにマンモスは入っておりまして、で、ようやく「象」だねという無難な結論になりまして、よかったなあ、ということになりました。ちなみに図鑑ですが、DVDがついていなかったのでやめました。学研はついているんですね。う~ん。これだけ、学研というのも…。

というわけで、図鑑は調べるだけにして一応終わり。ここからいつものように絵本の物色をはじめました。

そんな中、お姉ちゃんはお母さんに読んでもらった恐竜の絵本をはなそうとせず、しかたなくそれを買うことになりました。

この話はまた、ですね。

で、レジへ向かったわけです。

 

弟の絵本はどうしようか? 

そのレジへ向かう途中、0歳から1歳児向けの絵本のコーナーがあります。「この間ここで「どうぶつだあれ?」買ったんだよ」なんていう話をおくさんに報告しつつ、「弟の本も買う?」なんて聞いたら、おくさんは「いいよ、この間買ってもらったし」なんて感じだったのですが。

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お姉ちゃんが、「ねえ、これがいいんじゃない?」とはじまりました。手にしていたのは、「かくしたのだあれ?」五味太郎さんですね。

いや、君がほしいだけだろう!この間も、これがほしいって始まってたし。そうなんです。「どうぶつだあれ?」を買ったときも、彼女はここで、これがほしいと始まっていたんです。でも、その時は、両生類・は虫類図鑑に加えて、プリンセスソフィアのティアラとペンダントの本まで手にしていたわけで、確かに「またね」とは言いました。

いや、めざとい。

「弟にはこれがいいんじゃない?」というわりに、持っている本を離しません。おかあさんに渡して、「おもしろいよ、これ。これがいいよ。」ときます。お母さんも、「きんぎょがにげた」はお気に入りですし、心が動きますが、「いい。まずは「きんぎょがにげた」読んであげなくちゃ」という答え。

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でも、彼女は離さず。結局、「弟の本だからね」ということで、甘々の私が買い与え、お姉ちゃんが大事に二冊を抱えて帰るのでした。

 

「かくしたのだあれ?」は、とってもおしゃれ!

「かくしたのだあれ?」は、動物や人が、何かをかくしてしまっています。

※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

「てぶくろかくしたのだあれ?」と、てぶくろの絵があって、それが動物の一部になっているんです。体の一部になっていたり、体の中にまぎれこんでいたり…。

絵がとにかくおしゃれ。また、モノのかくれ方も、おもしろい。すぐ見つけられるんですけど、それでも、こんなところにあった!っていう驚きみたいなものがありますね。

弟は、まだ話せないし、当然見つけたりはできないんですけど、目が、左のてぶくろのページをじっと見てから、右の動物のページに動いてじっとみつめているんです。

たぶん、なんとなくわかっているんじゃないかな、どういう本か。

もう少ししたら、探せるかも。ということは「きんぎょがにげた」もできるのかなあ。

いやあ、こどもの成長ははやいですね。ここのところ「おとえほん」がいいかな、と思っていたんですが、こういう本もありですよね。