絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

1才半の弟と4才になったばかりのお姉ちゃんの最近の読書傾向。

今日は、直接的な本の紹介を離れて、最近の我が家の読書傾向についてのお話です。

 

お姉ちゃんは4才に、弟はなんだか言葉のようなものを話しはじめて…

昨年の年末に、お姉ちゃんはめでたく4才になりました。4才になったからといって特別大きくなったわけではありませんが、字にはだいぶ興味を持つようになっています。

基本的に字を読むということは結構早い段階でできましたが、なかなか本を一人で読むという状況にはなりません。

本を読む真似、というのは、ずっとしていたことで、彼女の場合だと、 

ehon.manebi.tokyo

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なんていうあたりで、本の中身を覚えて、まるで字を読んでいるかのようにぼくらに聞かせるというわざは身につけておりました。

最近は、彼女自身が長い絵本にはまっているので、さすがに全部覚えるというのは無理なようで、自分でページをめくりながら、ブツブツブツブツと、勝手に想像したお話、なんとなくのお話をつぶやいている、ということが多くなりました。

で、実際にひらがなだったら読めるわけだから、読めばいいのにな、と思って買ったのが、

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だったんですけど、この作戦は完璧ではありましたが、この本以外のものを声を出して読むということはほとんどありません。

つまり、字をちゃんと読んでいるのはこの「しつもんブック100」だけ。あとは、ひたすら読んでいるように見えて、覚えたことを読んでいるか、あるいは勝手にお話を作っているかのどちらか。

私としては、別に字を読んでもらう必要はないので、現状のままでいいかなと思います。

で、どうして、なかなか「字を読む」ということにいかないのかということを考えてみると、特に本に関しては、彼女自身が、ずいぶん長いお話や、凝った話が好きになってきたからのようです。

おもったより、話がちゃんとしているものじゃないと満足しない。読み聞かせるのに骨が折れるような話じゃないと満足しないということが大きな原因だと思います。

つまり、自分で字を追って読むような絵本は、今の彼女にとっては「つまらない」んでしょうね。

だから、字を読むことはあきらめて、むしろ、長い、読ませたい本を買う方向に進んでいます。

で、一応、備忘録的に書いておくと、字を書くということに関しては興味を持ちつつ、ゆっくりすすんでいる感じ。名前は書きますが、書ける字は書くけど、「書けない」ということがイヤみたいで、書けない字は書きたがりません。

このあたりは読むとか、書くとかは、お友達とのお手紙のやりとりがいいんだけど、残念ながら保育園で禁止されてしまいました。うちの子が始めたんで、きっかけつくっちゃったかなと思うんですけど、誰にあげたとか、誰はくれないとかあるでしょ?それでダメになって、今、ちょっととまっている感じです。

書きながら思いました。そうか、親から手紙をあげればいいんですね。

次ですが、カタカナは興味をすごく示しながら、なかなか先に進みません。カタカナの本は一応買ったんですけど、「すいぞくかんのあいうえお」ほど、すばらしい効果はもたらさず、まあ、当たり前なんですけど、だって名詞ばっかりで文になっていないし、カタカナの言葉って知らないことも多いし、水族館みたいに彼女の興味のあるテーマでもないし…。

というわけで、カタカナもちょっととまっている感じです。

彼女が今、どんな本にはまっているかは少しずつこのあと紹介したいと思います。

 

1才半を過ぎた弟は、だいぶコトバらしきものを発しはじめて…

一方、一才半を過ぎた弟くんの方は、だいぶ言葉らしきものを発しはじめました。そもそも言葉を発するということは、まず言葉を理解しているということなんだなと思います。ほとんどこっちの言っていることは理解しているようで、どこにいって何をもってくるみたいなことも、指示をすると正確にやってこなします。まあ、気分はありますけどね。

言葉の方は、ほぼ単語。ぎりぎり、二語、三語とつなげることもできなくはないです。述語の方は、「チョー、デイ」と「ドージョ」ぐらい。前者が「ちょうだい」、後者が「どうぞ」ですね。じゃあ、単語はどのぐらい発するかといえば、ほぼ「パイパイ」ぐらい。これに「バイバイ」と「ナイナイ」が入るぐらいですので、自由に言葉があやつれるとか、話すようになった、という感じではまったくありません。

ただ、とはいえ、首をふる、うなづく、泣く、たたく、モノを投げ捨てる、指をさす、手をひろげるなどの行動により、コミュニケーションはだいぶとれます。

だから、こっちの言っていることはだいぶ理解しているようです。

つい、最近まで彼のお気に入りは、

 

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 あたりでした。

この辺は、電車とか乗り物が好きな男子らしさがかいまみれます。食べる真似をしたり、おいでおいでをしたり…という感じでした。

で、ここに来て、彼は本を読むという流れにはまってきたらしいんですね。

たとえば、もともと好きだったこちら。

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もともと、当初は、たぶん、読んでいる音を聞いて笑っているという、そういう感じだったんですが、最近は特に、

※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

「だるまさんと」がお気に入りで、楽しみ方も、どうも、次にどうなるかを覚えて、同じ動作をする、というのが流行り。「ぺこ」とか「ぎゅっ」とかしたいわけです。

最後は完全に台詞をしゃべります。「う~ん」「ぱっ」「やた~」「いーす」とここに関していうなら、「うちの子はすでに4語続けてしゃべります」みたいな気持ちになりますね。

「だるまさんの」も好きみたいで、こちらは、目をさしたり、手をさしたり、歯をさしたり、毛をつまんだり…というような楽しみ方になっています。

これもなんとなく読んでいたので、何度もよまされるのが、

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 「ねないこだれだ」です。

※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

これも、ずっと読み聞かせているせなけいこさんの名作シリーズですが、この中でもたぶんこれが今のお気に入りで、どうも今は、おばけになっていく…というのがわかるようで、この部分をまっているようです。

おばけになってとんでいけ~!

というあそこをずっと待っている。そうなるのを知っている。そういうのを期待しているみたいなんですね。

もう一冊、もともとのお気に入りではありますが、これ。 

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 最初のころは、「もこもこもこ」と「だるまさんシリーズ」が一番喜んでいる感じでした。

でも、この喜び方が変わってきて、今はページごとに必ず、同じ反応をするようになりました。

まず、「もこ」とか「もこもこ」「もこもこもこ」で、声をあげて喜ぶ。

「ぷう」というあたりで、ちょっと声を出す。

「ぎらぎら」で、手を「きらきら」というようにふる。

「パチン」で声を出して喜ぶ。

UFOみたいなのが飛ぶところでは声を出してあばれる。これはもともと私がわけのわからない声を出して、UFOの飛ぶ真似をしていたからです。

で、「ふんわふんわ」のところは手で追う。

「しーん」でいったん落ち着く。

「もこ」でまた喜ぶ。

こんな感じで繰り返しモードに突入していきます。

つまり、共通して言えることは、話を覚えて、その覚えている話通りに展開することがうれしい。で、そこで自分としてはわかってるぞ、おぼえてるぞ、とばかりに声を出したり、身振り手振りで何かをしたい。こんな感じなんですね。

また、話せるようになったら、きっと好きな本も変わるんだろうなと思います。

というわけで、最近の我が家の様子でした。