うちの娘は5才になりました。今日は5才になって最初に買った絵本「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」を紹介します。
年末にお姉ちゃんが5才になって、前回は自分で文字を読んで、本を読み始めたということを書きました。
で、5才になって最初に買った絵本です。
今日は「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」です。
習い事の帰りにちゃっかり本を買ってもらって
お姉ちゃんも5才になったので、だいぶ「イベント」というものを把握しはじめました。
3才ぐらいから、まず「クリスマス」を認識しました。クリスマスは絵本の中でもサンタさんが登場してプレゼントを置いていくわけです。
弟の方もそうですが、クリスマスというのはサンタさんがプレゼントを持ってくるイベントだということは、かなり早く認識します。だから、クリスマスがわかった時点で、「サンタさんに何頼もうかな~」という会話が成り立つわけですね。
そして、お正月。
お正月は、お年玉がもらえるわけですが、「お金」という概念が理解するのが難しいわけです。まだよくわかってないから、何百円もするガチャガチャを平気でやりたがるし、下のスーパーに行けば安く買えるアイスクリームを自動販売機で、今ここで買いたがる。
このお金を教えるのはいまだうまくいきません。
ところが、おねえちゃん5才になってはじめてのお年玉は、だいぶわかってきたようで、「これでおもちゃが買える」っていう意識が芽生えてきました。
今までは、全部、貯金してありますが、今年は財布に入っています。
おもしろいもんですね。
このクリスマスとお年玉の間に、彼女の場合、誕生日が入っているわけです。
誕生日は、ケーキを食べてろうそくを吹き消すイベント、おめでとうといわれて主役になるイベントというのは、保育園なんかでもよく理解していて、しかも二人にとって、年が一個あがるというのはすごい自慢なわけで、重要なイベントではあるんですが、まさかプレゼントがもらえるイベントだというのは認識していません。
みなさんのご家庭はいかがですか?たぶん誕生日が夏にあったりすると、プレゼントあげたくなると思うんですけど、クリスマス、誕生日、お正月となる我が家では誕生日プレゼントは完全スルーだったんです。
もちろん、ケーキは食べてきました。クリスマスケーキ、誕生日ケーキ、そしてお正月に突入です。
というわけで、まだ誕生日プレゼントは買わずにすんでいますが、お年玉を手にしたお姉ちゃんはすでに、クリスマスでゲットしたリカちゃん人形の着替えとか家とかをすでに手に入れることになったわけです。
そんな感じですから、あんまりこちらから何か買う状況でなく、セーブさせるモードになるんですけど、この間、ちゃっかりババをつかまえて、本を買ってもらっていました。それが、「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」です。
「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」自分で音読するにはおすすめの出来。
「たべものやさん しりとりたいかい かいさいします」は、kodomeの絵本です。
domoeっていうのは、絵本紹介が入っている雑誌ですね。たぶん子育て雑誌だと思います。このブログでも何回か紹介してきたかと思います。うちでは内容見て、買ったり、買わなかったり…って感じです。
※おおきな画像は絵本ナビの絵本紹介へのリンクです。
この絵本ですが、いろんなたべものやさんの食べ物たちが、しりとり大会に食べ物屋さんごとにチームでしりとり大会をして、勝ち負けを決めるっていうお話です。
なんとなく想像できます?
八百屋さんとか、お寿司屋さんとか、レストランとか、果物屋さんとかケーキ屋さんとかそんな感じです。その食べ物ごとにしりとり大会を行っていくわけです。
これ、しりとりって聞いてちょっと考えつきません。そうです。圧倒的に不利そうなチームがいくつかあるんですよね?子どもが知っている食べ物屋さんの中で圧倒的に不利になりそうなチームです。
そうです。パン屋さんとラーメン屋さんです。多くの物が「ん」で終わりますから…。さあ、これがしりとり大会にどう影響するかっていうところなんですけど、なかなかよくできたお話で、おもしろいですよ。
さて、うちのお姉ちゃん。いつものパターンらしく、保育園で読んだ絵本を手にいれたわけですが、この「しりとり」ってところが親として興味深いところです。
全編ひらがなで書かれているのは、タイトル通り…というかしりとりですから、ひらがなの方がわかりやすいですよね。
で、彼女が字を読みながら、しりとりをしていくわけです。もちろん、まだ「読んで!」というのは入りますけど、たぶん、字を読む。そして声に出すから、音がおもしろくなる。
なんだか、自分で読むことに興味を持って、買ってきた本が「しりとり」の本だなんて。で、話もおもしろいし、よくできている。
自分で読むって、最初は音読なんだなって思います。黙読にいくにはもう少し時間がかかるんですね、きっと。
しりとりって声を出さないとできないですよね。だから、本を自分で読むっていう楽しみにいくには、いい題材だと思います。
作者の方、シゲタサヤカさんですが、どんな狙いでこの本をつくったのか、機会があればうかがってみたいですね。まあ、そんな機会はないでしょうけど。
最初は、当然絵本というのは読み聞かせですけど、絵を見て、しりとりで単語をつなぐわけだから、当然、声を出させる狙いがあると思います。
でも、それってもう一歩すすめると、「自分で読む」ってことにつながります。
そんな風に、この本を使うのもいいよなって思います。何より面白いし。
あ、でも、国語教師の私からすると、当然オチはわかりましたよ。物語ってそういうものですよね。