今日の絵本紹介は、「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」です。これも有名な作品ですね。
「ぎゅっ」を気に入った娘のために…
一度、「ぎゅっ」を紹介しましたね。
これ、当然、読んでる流れで「ぎゅつ」ってなるんですよね。これ見てて微笑ましいわけです。
私は、読む時に、チンパンジー風にリアルに「ぎゅつ」「ママー」「ジョジョ」という数少ない台詞を感情込めて読み分けるという仕事があるわけですが、聞いている方は、おかあさんと「ぎゅっ」ってするわけですね。
こういうのに味をしめてうちの奥さんが続いて入手したのが、「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」です。
※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。
「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」って考えてみれば、外国の本ですよね。
これ、ぱっとみた瞬間、日本人ぽく見えません?絵の感じとか。漫画っぽいというか、絵の雰囲気というか。
まあね、よく見れば、表紙にカタカナで作者の名前が書いてあるわけですけど。
中身見ていくと、時間の経過とともに、うさぎさんの一日が書いてあって、合間合間に、「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」って、おかあさんと「ぎゅっ」ってするわけですね。
一日にしなくちゃいけないことが、ちりばめてあって、ちょっと教育的なんですけど、それ以上に、合間で「だいすき ぎゅっ ぎゅっ」ってくると、そこでおかあさんとむすめが「ぎゅっ」ってできるわけです。
合法的。
考えて見れば「ハグ」ですもんね。こんなの日本人考えつかないや。
そう考えてみると、「ハグ」なんていう言葉が、ほぼ日本語の中に入り込んで、訳語として「ぎゅっ」なんていうのが、自然と入り込んでいて、だから、私もこれが日本の絵本のように感じるわけですね。
すごい。根付いている!ハグが。
いいことといえばいいことですよね。そういう習慣てちょっとうれしいし。
でも、この絵本ではお父さんはでてきません。でかけもしないし、帰ってもきません。当然、お父さんは「ぎゅっ」をしているシーンがありません。
してもいやがられます。
この絵本はおかあさんと子どもが愛情を確認する本、そして、それをながめて、幸せを確認する本ということであきらめております。