昨日、思わず寄った蔦谷書店でkodomoe4月号を買いました。
昨日は、買い物に出かけて、帰りがけに蔦谷書店へ。お目当てのものはなかったんですが、そこでまた余計なものを買いあさりました。その中のひとつがkodomoe4月号です。というわけで、その紹介。
kodomoeは育児雑誌
kodomoeは育児雑誌です。父親である私は、とにかく勉強しないといけないので、育児雑誌は必須でした。正直言って、何にも知らないでしょ?
お母さんだって、初めてで、本当は条件は同じはずなんですけど、初期条件が違うんですよね。きっと。友達から入っている情報だったり、それこそ大人になるまでに蓄えている知識だったり…。
でも、自分が「知らないから」みたいな感じになれば、奥さんからすれば「私だって同じ」っていう風になるし、とはいえ、初期条件が違う以上、どうやって埋めるかといえば、勉強するしかないわけですね。
幸い、教育に関わったおかげで、赤ちゃんとはいえ、基本的な心構えみたいなものは、ほとんど同じであることがわかりました。
私に必要なのは、まずは具体的なこと。何をどうやってやるのか、オムツがどうとか、お風呂がどうとか、ミルクがどうとか、夜泣きがどうとか、何をしちゃいけないとか、何をどうやるのかということ。
で、次に必要なのが、赤ちゃんがだいたいいつ、どんな風に育つのか、ということ。
とにかく、何にも知らないわけで。0歳って言われれば、何ヶ月だろうが、だいたい同じ赤ちゃんなんですよね…。他の子なんて、そう見えるんですよね…。
さすがに、勉強とお姉ちゃんの経験が生きまして、今ではお姉ちゃんより下の年齢とわかるような子であれば、だいたい何ヶ月かもわかるようになりまして…。人間成長しますね。
というわけで、育児雑誌は、弟生まれて初です。だって、だいぶわかるようになったから。ぼくはどっちかというと付録目当て。まあ、雑誌は奥さんが読んでくれそうで、いいかなと。
今回の特集は、「育児のお悩み解決77」というのでした。
不思議なもので、もう読まなくてもいい感じになっています。身をもっていろいろな本質が見えてきた、というか、子どもの発達なんかそれぞれだし、子どもは「curious」だし、とりあえず、好奇心のままにいろんな経験をさせて、楽しく元気に育てばいいわけだし…。
あらためて読むと、こういう雑誌にちょっと漂う悲壮感とか、「こうあらねばならぬ」的な正しさを感じて、息苦しくなったりします。別にkodomoeがそうなってるわけじゃないですよ。きっと、自分もそうであったように、読者がそういうのを期待しているというか、そういう状況であるという設定で雑誌ができているんですよね。
雑誌は、そんなに気にしなくていいですよ、気にしちゃだめですよ、気楽にやりましょう、という風に出来ているんです。一生懸命。でも、もう今の自分からすると、その作りに悩んでいる読者が見えちゃって、気詰まりになるというか。いろんな正しさがあるんだからさ、いいじゃないのって思うんです。kodomoeもそう書いてるんですよ。悩みを共有するのがいいですよ、みんな同じように悩んでいるから…って。でも、今の自分からすると、そうすることも次の正しさのように見えちゃってね。
もっと、笑える感じにまとめてくれたらうれしいな、と思ったりね。でも、真剣に悩んでる人からすると不謹慎みたいになっちゃうのかな。
ページの左にインデックスがついていて「歯みがき」「トイレ・おふろ」「食事」…なんていう風にひけるようにしているんですけど、これだけ様々な悩みがあるんだなあと思ってしまいました。
ノラネコぐんだんのできたねシール&ポスター
kodomoeといえば、ノラネコぐんだん。ずいぶん人気があるようで、昨日の蔦谷書店の絵本コーナーでも、毎回特集コーナー見たいのができているんですよね。近くの本屋でもあったし。うちも、この付録でついていたバッグを、夏のプールバッグにしています。
で、今回の付録は「できたねシール&ポスター」。
これも今回、雑誌を買った理由のひとつ。ちょうど、トイレトレーニングに使っていたプリンセスのシールが終わっちゃったんですよね。
雑誌のお金で、付録絵本2冊と、シールだったらいいんじゃないか、という感じです。
こういうシールっていいですよ、教育的に。
ご褒美がいけないわけじゃないんですけど、シールってより「達成感」になるんですよね。
たとえば、試合で勝つとか、文化祭で優秀賞をとるとか、作文が入賞するとかっていうときに、確かに賞品もらえたらうれしいけど、それ以上にそのこと自体がうれしいですよね。
逆の言い方をすると、賞品が大きくなると、その達成感を賞品が越えちゃうというか、相対的に達成感が少なくなるような気がするんですよね。
だから、褒めとしては、シールってとてもいいと思います。
ちなみに、ですが、勉強の、特に小テストをやって合格したかどうかをシールで追っかけるやり方はだめです。
そういうのっていうのは、私は「コンプリート型」だと思うんですけど、コンプリートが前提となるようなシールは、コンプリートできなくなった瞬間、つまり一回の不合格で、やる気が減退するんです。
よく教室とか、あと塾とかで見たりするんですけど、出来る子はいいけど、そうじゃない子は…。
シールは、基本的に人と比べないような環境がいいですよね。だから、家は最高!いくらあげても、それで傷つく子はいないし。仮に勉強でシール使うにしても、不合格のところをあけたりしないで、合格したら普通に貼ってあげれば、問題ないですよ。意地悪で、色変えたり、空欄にしちゃだめですよ。
合格したら、普通にはる。だって、不合格の苦手なところを、合格するまでがんばったんだから、普通より偉い!すごい!ってほめるポイントですから。
今月の付録は「ごはん山」と「しろくまきょうだいのケーキやさん」
というわけで、今月の付録は、「ごはん山」と「しろくまきょうだいのケーキやさん」。
「ごはん山」は完全に食育狙いの絵本ですね。この手のはあんまり好きじゃないんですよね。親の戦略が見えて。でも、これでごはんを食べてくれるならって感じです。
その意味では前回の「おべんとう」はすごい。いさぎよくて。
「ごはん山」は、お茶碗によそったごはんに、なっとうとかふりかけとか、うめぼしとか、のせて、山に見立てるっていう感じ。でも、おもしろいですよ。親の戦略が見えていやだっていうのは私のうがった見方であって、おもしろいことはおもしろい。これでごはん食べてくれればね。
もう一冊は「しろくまきょうだいのケーキやさん」。
きっとシリーズなんだろうな、と思ったら、やっぱり出てるんですね。
前回が「おふろ」だったみたいですね。今月号は絵本特集も「おたすけ絵本」でしたから、「ごはん山」も含めて、こういう特集なんですね。でも、ケーキだから、食べさせるというよりは、作りたくなるような感じ。ちょっと「しろくまちゃんのほっとけーき」を思い出してしまいますが、これとは違いますからね。
というわけで、kodomoe4月号を買った話でした。