絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

kodomoe2019年4月号を買う。絵本は「ごはん山」と「しろくまきょうだいのケーキやさん」

昨日、思わず寄った蔦谷書店でkodomoe4月号を買いました。

昨日は、買い物に出かけて、帰りがけに蔦谷書店へ。お目当てのものはなかったんですが、そこでまた余計なものを買いあさりました。その中のひとつがkodomoe4月号です。というわけで、その紹介。

kodomoeは育児雑誌

 

kodomoeは育児雑誌です。父親である私は、とにかく勉強しないといけないので、育児雑誌は必須でした。正直言って、何にも知らないでしょ?

お母さんだって、初めてで、本当は条件は同じはずなんですけど、初期条件が違うんですよね。きっと。友達から入っている情報だったり、それこそ大人になるまでに蓄えている知識だったり…。

でも、自分が「知らないから」みたいな感じになれば、奥さんからすれば「私だって同じ」っていう風になるし、とはいえ、初期条件が違う以上、どうやって埋めるかといえば、勉強するしかないわけですね。

幸い、教育に関わったおかげで、赤ちゃんとはいえ、基本的な心構えみたいなものは、ほとんど同じであることがわかりました。

私に必要なのは、まずは具体的なこと。何をどうやってやるのか、オムツがどうとか、お風呂がどうとか、ミルクがどうとか、夜泣きがどうとか、何をしちゃいけないとか、何をどうやるのかということ。

で、次に必要なのが、赤ちゃんがだいたいいつ、どんな風に育つのか、ということ。

とにかく、何にも知らないわけで。0歳って言われれば、何ヶ月だろうが、だいたい同じ赤ちゃんなんですよね…。他の子なんて、そう見えるんですよね…。

さすがに、勉強とお姉ちゃんの経験が生きまして、今ではお姉ちゃんより下の年齢とわかるような子であれば、だいたい何ヶ月かもわかるようになりまして…。人間成長しますね。

というわけで、育児雑誌は、弟生まれて初です。だって、だいぶわかるようになったから。ぼくはどっちかというと付録目当て。まあ、雑誌は奥さんが読んでくれそうで、いいかなと。

今回の特集は、「育児のお悩み解決77」というのでした。

不思議なもので、もう読まなくてもいい感じになっています。身をもっていろいろな本質が見えてきた、というか、子どもの発達なんかそれぞれだし、子どもは「curious」だし、とりあえず、好奇心のままにいろんな経験をさせて、楽しく元気に育てばいいわけだし…。

www.manebi.tokyo

あらためて読むと、こういう雑誌にちょっと漂う悲壮感とか、「こうあらねばならぬ」的な正しさを感じて、息苦しくなったりします。別にkodomoeがそうなってるわけじゃないですよ。きっと、自分もそうであったように、読者がそういうのを期待しているというか、そういう状況であるという設定で雑誌ができているんですよね。

雑誌は、そんなに気にしなくていいですよ、気にしちゃだめですよ、気楽にやりましょう、という風に出来ているんです。一生懸命。でも、もう今の自分からすると、その作りに悩んでいる読者が見えちゃって、気詰まりになるというか。いろんな正しさがあるんだからさ、いいじゃないのって思うんです。kodomoeもそう書いてるんですよ。悩みを共有するのがいいですよ、みんな同じように悩んでいるから…って。でも、今の自分からすると、そうすることも次の正しさのように見えちゃってね。

もっと、笑える感じにまとめてくれたらうれしいな、と思ったりね。でも、真剣に悩んでる人からすると不謹慎みたいになっちゃうのかな。

ページの左にインデックスがついていて「歯みがき」「トイレ・おふろ」「食事」…なんていう風にひけるようにしているんですけど、これだけ様々な悩みがあるんだなあと思ってしまいました。

 

ノラネコぐんだんのできたねシール&ポスター

kodomoeといえば、ノラネコぐんだん。ずいぶん人気があるようで、昨日の蔦谷書店の絵本コーナーでも、毎回特集コーナー見たいのができているんですよね。近くの本屋でもあったし。うちも、この付録でついていたバッグを、夏のプールバッグにしています。

で、今回の付録は「できたねシール&ポスター」。

これも今回、雑誌を買った理由のひとつ。ちょうど、トイレトレーニングに使っていたプリンセスのシールが終わっちゃったんですよね。

www.manebi.tokyo

雑誌のお金で、付録絵本2冊と、シールだったらいいんじゃないか、という感じです。

こういうシールっていいですよ、教育的に。

ご褒美がいけないわけじゃないんですけど、シールってより「達成感」になるんですよね。

たとえば、試合で勝つとか、文化祭で優秀賞をとるとか、作文が入賞するとかっていうときに、確かに賞品もらえたらうれしいけど、それ以上にそのこと自体がうれしいですよね。

逆の言い方をすると、賞品が大きくなると、その達成感を賞品が越えちゃうというか、相対的に達成感が少なくなるような気がするんですよね。

だから、褒めとしては、シールってとてもいいと思います。

ちなみに、ですが、勉強の、特に小テストをやって合格したかどうかをシールで追っかけるやり方はだめです。

そういうのっていうのは、私は「コンプリート型」だと思うんですけど、コンプリートが前提となるようなシールは、コンプリートできなくなった瞬間、つまり一回の不合格で、やる気が減退するんです。

よく教室とか、あと塾とかで見たりするんですけど、出来る子はいいけど、そうじゃない子は…。

シールは、基本的に人と比べないような環境がいいですよね。だから、家は最高!いくらあげても、それで傷つく子はいないし。仮に勉強でシール使うにしても、不合格のところをあけたりしないで、合格したら普通に貼ってあげれば、問題ないですよ。意地悪で、色変えたり、空欄にしちゃだめですよ。

合格したら、普通にはる。だって、不合格の苦手なところを、合格するまでがんばったんだから、普通より偉い!すごい!ってほめるポイントですから。

 

今月の付録は「ごはん山」と「しろくまきょうだいのケーキやさん」

というわけで、今月の付録は、「ごはん山」と「しろくまきょうだいのケーキやさん」。

「ごはん山」は完全に食育狙いの絵本ですね。この手のはあんまり好きじゃないんですよね。親の戦略が見えて。でも、これでごはんを食べてくれるならって感じです。

その意味では前回の「おべんとう」はすごい。いさぎよくて。

ehon.manebi.tokyo

「ごはん山」は、お茶碗によそったごはんに、なっとうとかふりかけとか、うめぼしとか、のせて、山に見立てるっていう感じ。でも、おもしろいですよ。親の戦略が見えていやだっていうのは私のうがった見方であって、おもしろいことはおもしろい。これでごはん食べてくれればね。

もう一冊は「しろくまきょうだいのケーキやさん」。

きっとシリーズなんだろうな、と思ったら、やっぱり出てるんですね。

前回が「おふろ」だったみたいですね。今月号は絵本特集も「おたすけ絵本」でしたから、「ごはん山」も含めて、こういう特集なんですね。でも、ケーキだから、食べさせるというよりは、作りたくなるような感じ。ちょっと「しろくまちゃんのほっとけーき」を思い出してしまいますが、これとは違いますからね。

というわけで、kodomoe4月号を買った話でした。