今日は「ぎゅっ」。動物が大好きだったから、絵が楽しい絵本です。
出産祝いでもらった絵本から、子どもに読み聞かせが始まりました。自分が覚えている名作は、どうももう少し年齢があがってからのものが多いようで、ちょっと待たないといけないからです。でも、どうも世の中には名作がたくさんある。というわけで、おすすめの本を探し出すことになりました。今日はそんな話です。
「ぎゅっ」~育児雑誌で情報をゲット!それも簡単な絵本選び
絵本はいっぱい読み聞かせたい。でも、まだ0歳、1歳だし…というころは、何を与えていいものやら…という感じでした。
そんなとき、意外と役に立ったのが、育児雑誌でした。ともかくもはじめての子どもでしたから、子育て本は何読んでも楽しくって。
奥さんは、実用的な内容、たとえば離乳食とか、この絵本とか、内容で雑誌を買っていたように思いますが、ぼくの方はともかく何でも知識がほしい。だから、子育て雑誌はいっぱい買いたがるわけですね。「ひよこクラブ」がメジャーですが、「kodomoe」も結構おすすめで、「ノラネコぐんだん」とか「おまつり」とかの絵本がついてたりするんです。喜んで買っちゃうんですよね。
そんな中で、「kodomoe」に絵本特集なんかがあって、これ良さそうだねっていうのを探して買いに行く感じです。
ちゃんと本屋に置いてあることが多いんですけど、必ずしも展示の仕方によっては表紙が見えるように置いてあるわけではなく、ふだん気がつかないことも多いんですよね。
だから、何買っていいかわからなくなったら、そういう特集を見て物色するっていうのはひとつの手です。何冊か目星をつけておくと、最後はそれとの比較で買うのを選べますから。
「ぎゅっ」はおさるのジョジョの物語
「ぎゅっ」には、ほとんどセリフがありません。あるのは、
「ぎゅっ」
だけ。
上の画像は絵本ナビにリンクを貼っています。
ためし読みをどうぞ。
いろんな感情の「ぎゅっ」があるので、読むのはおもしろいですが、とにかく「ぎゅっ」。
ジャングルをおさるのジョジョが歩いていて、いろんな動物の「ぎゅっ」を見るんですね。で、そのうち寂しくなってきちゃう。お母さんが恋しくなってきちゃう。
「ぎゅっ」以外のセリフが、お母さんと出会うところだけ。
そして、みんなの「ぎゅっ」。
読むのも楽しいし、絵も楽しい。読みながら「ぎゅっ」ってしたくなるのも、この絵本のいいところです。</p
「ぎゅっ」の朗読は…テクニックの見せ所!
3歳になった娘からは、今、「お父さんはうるさい」と言われます。「お母さんはやさしい声」なんだそうです。
ぼくとしては、少しでもおもしろく読もうとしてるだけなんですけどね。まあ、ふつうの絵本だと、セリフを面白く読もうとすると、ふざけてるみたいになってしまうわけですが、これはそもそも動物が「ぎゅっ」っていうだけですから、同じように「ぎゅっ」っていってもしょうがない。しかもほとんどさるのジョジョのセリフだし、これで、おさるっぽく、「ぎゅっ」って読むのがぼくの仕事でした。
お母さんとジョジョが出会うシーンも、いかにさるっぽく読むか…。
おくさんとか、感動的なシーンなのに大爆笑するし。
でも、本当にあったかい気持ちになる絵本です。絵が動物ばっかりだったのも、1歳ぐらいの子供には嬉しいところです。
続編もあるらしくて、本屋で見たんですけど、これほどの感動はなくて、結局まだ買ってません。でも、これはとってもいい本だと思います。