絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

男の子は電車が大好き!「せんろはつづく」を繰り返し読み続ける日々

今日は、2才目前、弟の絵本の話です。「せんろはつづく」が最近のお気に入りです。

ここのところ、弟の電車好きを報告しております。今日はその流れで、「せんろはつづく」を紹介します。

トーマスを流しながら、プラレールで遊ぶ日々…

今日は弟の話です。

日増しに鉄道愛があふれるような毎日です。

最初は、駅に行くまでの道で電車に向かって「バイバイ!」ということから始まり、徐々に車から見える電車という電車に「あっ」と反応するようになり、おもちゃ屋さんに行けば、とにかく電車のおもちゃの前に立ち止まるというようになります。

保育園では、お姉ちゃんのクラスにプラレールがおいてあるんですが、それが、夕方の、保護者を待っている間あたりで遊べるみたいなんですね。お姉ちゃんを迎えに一緒に行くと、それで遊んでいる友達を羨ましそうに眺めているんですね。

そうこうしているうちに、いつの間にやら、彼はプラレールを手にするようになりました。私が子どものころに使ったレールだけが残されていて、それがうちにやってきたんですね。電車は、さすがに壊れていて走りませんでしたので、「じゃあ、電車だけ買ってあげよう!」という流れになるわけです。

私も好きだし、買っちゃいますよね…。最初は、彼が選んだトーマスのセットを買って、

でも、プラレールで遊んだ私としては、立体になるようなセットもほしいし…。

ああ、機関車もほしいなあ…となるとD51もあこがれじゃん、なんていう形で、結構充実しております。

プラレールを毎朝実施するのは、ほぼ、彼のルーティンとなっております。だから、最初はちゃんと立体で、とか、分かれ道作ったり、とか、結構真面目にやったんですけど、もう毎日だと言うことがわかってしまうと、シンプルなものを作っておいて、そのまま置いておく…というのが、具体的な作業になっていくわけです。

テレビは、もちろん、トーマスとチャギントンです。とにかくすごいはまりようですね。とにかく電車であれば、何でもいいぐらいのことになっているので、いやあ、これはすごい。とりあえず、うちのテレビにはトーマスがどんどんたまってくるようになっておきます。

おかげで私は、機関車達の顔と名前と性格あたりを把握できるようになりました。坂グループはまったく見分けはできないけれど、トーマスはできるんですね。ちなみに彼は、「ドードン」「パースィー」という二言なので、大事な「トーマス」ということぐらいも、まだ言えないんですよね…。でも、私は完璧。

我ながらびっくりします。

私自身は、プラレールをやった覚えはあるけれど、それほど鉄道が好き…って感じではなかったので…。

なんだか、びっくりしますよね。

というわけで、彼の前では、プラレールはぐるぐる回りながら、じっとトーマスを見つめる、終わったら違うトーマスを要求する…ということが毎日繰り返されています。

絵本も電車シリーズ。「せんろはつづく」がまずは定番。

というわけで、最近は本屋に行っても、彼が選ぶ絵本は、トーマス含めて全て電車シリーズになります。図鑑、雑誌、トーマス、プラレール…。普通の絵本も含めて、とにかく電車がうつっているものを選ぼうとします。

弟に限らず、子どもは乗り物が好きですから、お姉ちゃんの好みによって、すでにうちには乗り物の絵本がありました。

で、それに加えて、彼が選んだ絵本が加わっていくわけですね。

まあ、ともかくも、彼がどんな絵本をどんな風に読んだかは記録しておかなければいけません。

というわけで、「せんろはつづく」です。

※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

どこの子どもが遊べるスペースに行っても、このシリーズのどれかの本が必ず置いてあるような気がします。マックとか、病院の待合室とか…。

そのぐらい定番なんですよね。

「せんろはつづく」は、こどもたちが、線路を敷いて、鉄道を通していく話。なんて書くと、ものすごく「開拓」「フロンティア」なんて感じに聞こえちゃいますけど、手際よく、どんどん線路を敷いていくわけです。

山があるぞ、どうしよう。

そうだ、トンネル掘ろう!

ぐらいの感じで、どんどん、線路が通ります。

苦労とか、悩むとか、そういう言葉は無縁で、どうしよう、こうしよう!こうなった!ぐらいの感じなんです。

空想の世界なのか、どういう設定なのかわからないんですけど、ともかくどんどん線路が通って、あっという間に、電車・汽車が通っていく。

きっと、弟にとっても、夢の世界に見えるんじゃないかと思います。本当に、プラレールで作っていくみたいに、どんどんできていくんです。

池があると回避するんです。山はトンネル、川は鉄橋。でも、池は回避。言われてみれば、プラレールも池の上には、通しようないですもんね。池の中に橋桁作らないといけないから。

こうやって書きながら、どうしてこの本が子どもにとって、おもしろいかわかる気がします。

まじめに読んでいくと、「なんだ?このストーリー?」って思うんですね。なんか勝手に線路通して、それこそ自然破壊進めてるんじゃないか?勝手に道路に遮断機作ってみたりとか。おまえら、どんな権限持って、そんなことできるんだ?自分勝手が過ぎないか?とか思うんですけど、プラレールを作る発想に落とし込むと、作ったら壊して元通りなわけですね。

そうか、プラレールなのか。

そこに想像力を使って、周りの景色を書き足すとこうなるんだ。

プラレールやりながら、彼はこんな景色の中にいるのかもしれません。

そういえば、最初からベンチに座ったお母さんが笑って見てますし、最後はお母さんも乗っていくし。

そんな景色に彼がいるんだな、と。

なんだか、そう考えると、大人が見ている世界と子どもが見ている世界が違うんだ…というようなことに気づく話でした。