今日は、保育園で読んでほしがったシリーズの「おべんとう」です。
保育園で読み聞かせられた絵本
保育園で読み聞かせが大のお気に入りであることは何度か書いてきました。
この「おべんとう」も保育園で読んでもらったらしく、本屋でせがまれて買った本です。こういう絵本もあるんだあ、という感じ。
ストーリーがある、というよりは、おべんとうがそのままできていくんです。
※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。
ごはんをつめて…
ミートボール入れて…
ふんわりたまごやき…
ウインナー…
ブロッコリー、
まるくてあまいにんじん、
ポテトサラダ…
ごまをふって…
いちご…
最後はつつんでできあがり!…これだけの本です。
せなけいこさんの「にんじん」みたいに「にんじん食べようね」的なこともなく、ただただお弁当ができあがっていく。
で、しかも絵がリアルでおいしそうなんだ、これが。ご飯は湯気にあふれ、炒めていれば油まできちんと描かれる。確かに「ふんわりおいしいたまごやき」に見えるんですよね。
正直言うと、何がおもしろいかわからないところがあるんですけどね。
ただただおいしそうな「おべんとう」
これ、本当になんてことはないんです。具材の性質、たとえば栄養があるとかそんな話でもないし、料理の作り方でもないし、お母さんの気持ちとか大変さとかでもないし。
ただただおいしそうなんです。
それだけ。
絵がリアルで、なんだか食べてみたくなるんです。
だから、買ってちょっとしたら、ほっとかれた本のひとつなんですけど、これを読むと、「おべんとう作って」が始まるんですね。
保育園だから給食なので、お弁当は彼女にはありません。
だから、うちのごはんを「おべんとう」にするしかないんですね。でも、食が細くて、どうも偏食もありそうなうちの娘にとっては、食べたくなったり、おいしそうに思ったりすることはとても大事。
同じお弁当、食べてみたいらしいんです。ミートボール、ウインナー、たまごやき、にんじん、ブロッコリー、ポテトサラダ、いちご…
彼女が食べるのは、ごましおつきごはんといちごだけですから、おかずはすべて彼女が好んで口にしないものばかり。
それを食べたいと言わせるこの本はすごい!今も、この記事を書くために引っ張り出したら、ひさしぶりに「おべんとう」を読んで、カレーを作ってるのに、「おべんとう」作って攻撃が始まりました。
たまごやきさえ、食べないうちの娘。この本を見ると「食べたい!」っていうんですけどね。
いつか、この本と同じおべんとうを全部食べてくれることを期待します。