絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

KUMONの「俳句カード春」で、自然の移り変わりが詩になっていく

今日は絵本ではありませんが、KUMONの俳句カード春です。子どもの早期教育、幼児教育のためにも、早くからたくさんの語彙を身につけさせるにはもってこいの教材です。

 

弟はKUMONに通いはじめています。

ここでも何回か書いてきましたが、弟はKUMONに通い始めています。まだ1歳になってませんが…。 

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通わせておいてなんなんですが、そんなにガツガツやらせるつもりはないんです。教育熱心か、と言われれば、そりゃあこだわりがあるので、教育熱心には違いないんですけど、成績をあげようとか、いいところにいれようとか、そういうことが主たる目的ではなくて、「経験」をあげよう(GIFT)というか、環境を整えてあげようというか、そういう感じなんですね。

まだ、1歳前なので、話せもしませんが、なんとなく集中して聞いているみたいで、聞いていなければ、言葉は入っていきませんから、まずはそういう場所に連れていってあげる、というようなことを考えているわけです。

KUMONでは、各種カード、フラッシュカードのようなそんなものを使って学習していくんですね。

KUMONに通い出す前から、お姉ちゃん用に本屋で、ひらがなのフラッシュカードを買ってみせていたりしていたんですが、KUMONに通ってからは、この買うものがどんどん増えていったわけですね。

 

俳句カード「春」

そういうなかで、「俳句カード」です。

KUMONでは、こういうカードを覚えてきて、毎回、最後に子どもと親がそれぞれ発表をするんです。数とか、いろんな発表があるんですけど、うちの子は当然、何もできません。だって、しゃべれないですから。

とはいえ、お母さんも覚えて発表しなければならない。というわけで、「俳句カード」が必要になってくるわけです。

というわけで、今日の紹介は、「俳句カード春」です。

これを見ながら、お母さんが覚えて発表に備えるわけですね。

さて、こういうことをすると何が起こるか、といえば、当然3歳のお姉ちゃんが覚え出すわけです。

真似をするわけです。

まさに「真似び」ですよ。

「お母さんが覚えてどうするんだ」ではないんですね。親の背中を見て育つというか、真似をして育つわけです。

俳句って17音ですから、覚えるのも簡単みたい。

「梅一輪一輪ほどの暖かさ」「服部嵐雪」

みたいなことを3歳児がやるわけですよ。よくないですか?

「春の海終日のたりのたりかな」「与謝蕪村」

とか

「雪解けて村いっぱいの子どもかな」「小林一茶」

とかね。かわいいですよ、子どもが読むと。

これだって、親が読むから真似するわけです。「いちりん」とか「ひねもす」とか、もしかしたら「村」とかだって、日常語彙にないかもしれないですよね。そういう言葉を使わないと、なかなか入っていかないですね。

で、この間です。

家から駅に行くまでのフェンスに「なずな」を見つけるんですね。

そうすると、

「よく見れば薺花咲く垣根かな 松尾芭蕉」

と読んでくれるわけですよ。本当に「よく見れば」だし、もちろん現代と情景が違うにしても、同じような景色を詠んでいるんだろうな、と思うわけで、そういう感性が身につくって大事です。

感性って結局は言葉の数ですから。その言葉を知っていれば、それと同じような感性がそこにある。

個人的には俳句より短歌の方が好きなんですけど、俳句もいいなって思いました。景を詠む感性ですね。

最初に買ったのは、冬と春、なんですけど、この間、「夏」を買い足して、今、夏を覚えています。もう、暦の上では夏間近。5月に入ったらもう夏ですよ。

暦で夏になった時には、また夏の句が出てくるといいなあ。