絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

恐竜にはまりつづけるお姉ちゃんのお気に入りシリーズその1「おまえうまそうだな」

恐竜にはまりつづけるお姉ちゃんがはまっているシリーズがふたつあります。今日はそのひとつめ。「おまえうまそうだな」です。

お姉ちゃんは4才になってだいぶ長い話が好きになりました。

昨年末にお姉ちゃんはめでたく4才になりまして、ずいぶん大きくなったなあ、という感じです。

そのあたりは、「学びの真似び」の方でアップしました。とりあえず、本は大好きなんですが、数学的な指導はどうも私も苦手みたいで、玉そろばんを買ったというお話です。あとは、うちの習い事のお話。どっちで記事を書くのかいつも迷うところですが、とりあえず、興味のある方はそちらへどうぞ。

www.manebi.tokyo

さて、そこでも触れているんですが、お姉ちゃんはここのところずいぶん長い話が好きになっています。買った絵本の数と、紹介する絵本の数がまったく追いつかない状態で、次から次へと紹介しないといけません。

たぶん、どんどん大人っぽくなってきて、昔は、今の弟のように、展開を覚えて、そのお話が、同じように展開することが楽しかったわけですが、どうも今は、新しいもの、意外なものが好きなようで、何回か読むととりあえず読まなくてよくなる。で、ちょっとしばらく読んでなかった本を引っ張り出してきて、また思い出したように読む…というような年齢になってきたようです。

そういえば、大好きな「おさるのジョージ」も、確かに今、目の前でエンドレスで「もう一回ジョージ!」といいながら繰り返し見ているわけですが、一度見たものでなく、しばらく見ていないジョージを見たがるというような傾向に移動しているわけです。

成長しますね。

というわけで、お姉ちゃんの読書傾向は、かなり長いお話を「読んでもらう」というところにいっておりまして、親からすると面倒な感じにはなっております。読み終わるまで時間かかるし。

 

恐竜ブームは結構続いていて…

そういう中で、彼女が興味を持っているのは、プリンセス、プリキュア、恐竜といったところ。最後に恐竜がなぜまじるのかはわかりませんが、こうしたものを欲しがるわけです。プリキュアに関しては、なぜかお友達から影響を受けて大好きになっているのですが、我が家ではアニメを一度も見せたことがないので、お話としては認識していないようです。かわいいキャラクター、ということですね。

ディズニーは映画をはじめ、当然「お話」ですから、本としても欲しがるところ。ここに並んでいるのが、なぜか恐竜で、恐竜が主人公のお話は彼女のお気に入り傾向のひとつとなっています。

ちょっと脱線すると、あまりに恐竜がお気に入りであるために、茨城県立自然博物館は結局会員になって年間パスポートのようなものを買ってしまいました。恐竜をみるには最高です。

というわけで、彼女の恐竜ブームには二つの潮流があります。

ひとつは、

※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

もうひとつは、

※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

いやあ、こういう絵本がシリーズになってどんどん出ているんですね。おどろいちゃいます。知らないことがいっぱいありますが、これ、両方とも人気シリーズで、たくさんいろいろな話があるんです。

共通しているのは、両方ともきちんと恐竜の名前を示していて、勉強しないと知らないような恐竜たちが出て来るんですね。

で、その中でお話が進んでいくんです。

 

「おまえうまそうだな」のシリーズは、ちょっと切ない、泣ける話のシリーズ。

今日の紹介は「おまえうまそうだな」の方。

最初、これ読んだとき、「すごい!!」って思いました。いや、だっていい話なんですもん。

主人公はティラノサウルス。案の上、おなかをすかして歩いているわけです。

目の前にいるのは、アンキロサウルスの赤ちゃん。卵からうまれたばかりで、運悪くお父さんお母さんもいない生まれたばかりの状態で、ティラノサウルスと出くわします。自分の名前もわからず、お父さんお母さんもいません。

ティラノサウルスは、このアンキロサウルスの赤ちゃんをみて、「おまえうまそうだな」というわけです。

アンキロサウルスは喜びます。「ぼくはウマソウっていうんだ」「お父さんだね。ぼくの名前を知っているんだから」と。

というわけで、ティラノサウルスはアンキロサウルス=ウマソウを食べることができなくなります。

ウマソウはおなかをすかせているティラノサウルスのために、赤い実をとってきます。ティラノサウルスは徐々に、お父さんとしてふるまいはじめ、いろんなことを教え、そして、ウマソウがとってくる本当はマズイ赤い実を「ウマイウマイ」といって食べます。

でも、いつまでもこうしたことをしているわけにはいかない。ティラノサウルスは意を決して、ウマソウをだまして、本当のお父さん、お母さんのところに連れて行きます…。

こんな話。

とにかく切ないんですね。で、このシリーズでは「赤い実」がとにかく出てくるんです。なんだかわかりません。でも、この赤い実で違うはずの彼らはつながっています。決してティラノサウルスにとっておいしいわけではないんですが、でも、彼はそれを食べて、そして大事にする。

この赤い実の役割なんて、国語の私からしたら、考えたくなっちゃいますが、でも、3才4才の子どもにはたぶんまだわからないし、もしかして、わかるようになってしまったら、赤い実ではなくて、共通の食べ物で親子もつながるようになるのかもしれないですね。

というわけで、実はかなりの有名作品シリーズですので、知らない人がいたら手にとってみてください。