絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

「しつもんブック100」で、3才で字(ひらがな、カタカナ、数字)を読む練習をさせる作戦に出る。

今日は3才のお姉ちゃんに声を出して本を読むということをさせたくて、買った「しつもんブック100」を紹介します。

字は読めるはずだけど、なかなか文を読もうとしないから……

さて、今日の紹介は「しつもんブック100」です。

うちのおねえちゃんは、ひらがなはなんとか読めるようになりました。まずは自分の字から始まって、あいうえお表をみて、どの字もしっかり読めます。字もある程度書けるようになったし。

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だから、絵本も自分で読めていいはずなんですが、なかなか字を読んで、読む。つまり、文を読むという感じにはなりません。

どうしたもんかなあ、なんて思っていたんですね。

別に、読めるようになるのはもっとあとでいいんですけど、せっかく字が読めるようになったわけだから、なんか「読める」っていう自信を持たせたいというか、なんとかしたいなあと思うわけです。

まあ、絵本だと自分で読むのも大変だし、長いし、かといって短い絵本は、おねえちゃんは卒業気味で、興味の対象ではないんですよね。あと、覚えちゃうっていうのもあるから、字を読むというよりは、お気に入りの絵本は、頭の中に入っちゃうから、やっぱり字を読むという感じではありません。

だから、どうしたもんかなあ、と思うわけです。

字を読めれば自信にもなるし、調子に乗って読んで褒められれば、いいサイクルに入るし…。とはいえ、勉強させるっていうのも、嫌いだし、あくまでも遊びの延長で、楽しく読んでくれないと仕方ない。

自分で練習してくれる分にはいいんですけど、練習させるっていうのはね。

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というわけで、なかなかいい方策は見つからないし、無理をさせる必要はないし、あせっているわけでもないので、3才になって半年ぐらいはほったらかしておりました。

「しつもんブック100」をほしいといいだしたお姉ちゃん

まあ、そんなことを真剣に考えていたわけでもないので、ただ絵本を買い与える日々が続いておりました。

でも、そんなある日、本屋でお姉ちゃんが、「これ買う!」といってにぎりしめたのが、「しつもんブック100」でした。

※大きな画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

どうも、保育園にあるらしく、たぶん先生とかがこれで、質問を選んで答えるというような遊びをやっているようなんです。

パラパラとめくると、要は1ページに質問がひとつ書いてあって、たったそれだけの本です。

絵はかわいい、どこかで見たような感じと思ったら、うちはすごくお世話になっているtupera tuperaさん。「やさいさん」「くだものさん」「ぼうしとったら」「かぜビューン!」「いろいろバス」とお世話になってきました。

たぶんですけど、先生の役をやりたいんですよね。いっつも、質問番号いって、先生が質問して、そして答えるだけだから。

基本的にはコミュニケーションをするための本なんでしょうね。学校の先生の立場からすると、たとえば自己紹介のような局面で、くじ引いて、質問に答えるというようなそんな場面が浮かびます。

というわけで彼女は、この本をにぎりしめたのでした。

もしかしたら、この本で文を読む練習ができるかも…

平気でどんどん絵本を増やす我が家ですが、そうはいっても一応チェックして、買うかどうかは判断します。

この本は、ある意味では買ってもしょうがない。だって、コミュニケーションのための本だから。

でも…。これ、もしかしたら、字を読むきっかけになるんじゃないか?

きっと彼女が質問したいわけだし。ひらがなで書いてあるし。

これ、いいんじゃない?

実際に買ってみたら、まさに予想通り。

というか、予想以上でした。

なぜかというと、がんばって質問を読む、というだけでなく、もうひとつの効果があったのです。

ひとつは、数字。

数は当然数えられるんですけど、だいたい20ぐらいまではすらすらいくんです。階段数えたり、おいてあるもの数えたり。でも、20越えてくるあたりから、何度もやることが減るから、どうしても突然その数字をいわれるとよくわからないようで。

でも、この「しつもんブック100」は、ページ数のように大きく数字が書いてあるので、彼女はまず「何番?」と聞くわけです。

もちろん、苦手意識のある「20以降」は彼女いわく「難しいのはやめてね」ということになるんですけど、ページをめくって探しながら、少しずつ、どうも30っていうのは20の次らしいぞ、みたいなことを覚えているようです。

要するに、彼女にとって数字は言葉なんですけど、なんだか順番に並んでいる規則性があるということを気づきはじめているようです。

で、もうひとつの効果は読めないカタカナを認識したこと。「これ、カタカナがあるからだめ」みたいなことを言うんですけど、まずカタカナと認識して、そしてどうもカタカナが読めるようになりたい、という意識を持ってきたようです。

これ、じじばばに、何番か聞いて質問するなんていうのが自慢でしょうがないみたいです。

というわけで、おすすめですよ。

楽しく勉強できます。動機は不純だけど。