絵本の真似び(まねび)

子どもが読んでいる本を紹介していきます。

「むれ」たくさんの群れの中にひとつだけ…五歳になったお姉ちゃんは自分で音読できるようになった。

今日の紹介は「むれ」です。たくさんの群れの中にひとつだけ、違うものが紛れています。

この年末でお姉ちゃんはめでたく5歳になりました。

激動の1年間でしたが、子育て中の身としては、さまざまな状況の中、子どもと過ごす時間が増えました。

どこかに連れていく…というようなことは時勢がら、世間の様子を見ながら怒られない程度に…ということにせざるを得ませんでしたが、そもそも休日にしっかり子どもと過ごすとか、そもそも緊急事態宣言下の、在宅勤務期間は、保育園も閉じましたから、子どもの成長を毎日確認できた、貴重な期間だったのかもしれません。

さて、そんなこんなで、年も明けましたが、まだまだ、社会情勢どうなるかわからない感じですね。なんだか暗い気持ちにもなりますが、こればかりは仕方がありません。

個人的には、するべき対策をしながら、できるだけ普通に生活したいと思っています。

そういう間に、お姉ちゃんは5歳の誕生日を迎えました。いつの間にか、カタカナも読めるようになり、ひらがなやカタカナを書きたがります。

というわけで、昨日ベッドで読んでいた「むれ」を紹介します。

 

「むれ」たくさんのなかにたったひとつだけ、違ったものが紛れていて…

※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。

表紙は、見ての通り、ありで文字が書かれています。ページ構成はほとんど全部同じで、見開きの右側に、さまざまな生物の「むれ」が描かれ、左側にひらがなで文章が書かれています。

文章はだいたい「〇〇のむれです。いっぴきだけ〇〇です。」みたいな感じ。

子どもたちからすると、まずは間違い探しのように、違ういっぴきを探す楽しみがあります。

そして、いっぴきの違いがおもしろいんですよね。ヒツジはいっぴきだけ毛がなかったり、魚はいっぴきだけ骨になっていたり…。

で、透明人間のむれとか、雷のむれとか、みたことのないむれもあったりして、いろいろと楽しい。

そして、そのいっぴきが違う方向に歩き出し…

という感じ。

個性の大切さ、違いの大切さを伝えようとしているんでしょうね。

 

ひらがなが読めるようになったお姉ちゃん

最初にこの本を買ったのはずいぶん前です。

読み方は、とにかく、違ういっぴきを探すという遊び。ほとんどゲームのようなものです。

なんといっても難しかったのが「あり」のむれ。

「いっぴきだけちがうほうをむいています。」っていうんですけど、まったく見つけられない。いっぴきだけ触覚が違うのが見つけられるんですけど、二人で「いないねえ」といいながら、必死に探したのを覚えています。

もちろん、いるんですよ。みなさんも頑張って探してね。

そうだったんですけど、今は、読むということができるようになりました。フレーズが短いし、同じフレーズの繰り返しだから、読みやすいのかも。

音読できるようになったんですね。

今は、2歳の弟が探すブームですから、お姉ちゃんが本を音読して、弟がそれを聞いて探す、というより覚えているからそこを指さす…という遊びが二人のブームになっているようです。

というわけで、本の読み方もだんだん変わるんだな、と思う今日このごろ。

こうなってくると音読すると楽しい本ていうのを探したくなりますね。