今年1年は小学校の読み聞かせボランティアに参加をしていました。
というわけで本格的な読み聞かせチャレンジに入ってみました。
前回、読み聞かせの話をしました。
もちろん、子どもたちには、知らないコトバや知らない表現がたくさんありますから、それを補うためにも「絵」は大事です。
でも、だからといって、絵でイメージが出来てしまって、コトバがなくてもいい状況というのは避けたい。だから、だんだん、絵の割合を少なくしていくわけです。
というわけで、じゃあ、何から始めるかといえば、やっぱり宮沢賢治でしょう…というのが私の考えでした。
とにかく幼稚園ぐらいでも、朗読したときに、リフレインがあって、こどもでもなんだか笑っちゃう…というような作品だからです。
というわけで、最初はこれだよね…という感じで選びました。
※大きい画像は絵本ナビの作品紹介へのリンクです。
大好きな宮沢賢治で、初の本格的な読み聞かせ。
後から考えると、こういう意気込んでいる時ほど危ないことはないのですが、まあ、成功させたくなってしまうと、いろんな準備を始めます。まあ、これ自体は間違ってないのですが。
まず、絵に対して、お話の分量が多い。だから、いくら絵本とはいえ、絵本を見ながら読むのは、それこそ暗記でもしてないとまずい。
というわけで、お話原稿はプリントアウトして、手で持つことにしました。
そうしないと、読むスピードが遅くなるし、そもそも読むことが難しいからです。
一番の問題は、長さ。実際、朝の読み聞かせの時間で読み終えられるかどうか。というわけで、このあたりはあんまりやってこなかった「練習」をしました。実際、読んでみると、なんとか時間内で読み終えられそうな感じ。
というわけで、自信を持って、当日に臨むことになりました。
「今日は少し難しいかもしれないよ」なんて言いながら、それでもコトバを解説してると時間がなくなりそうなので、難しそうなコトバはあらかじめ彼らがわかりそうなコトバに変えたりもしているので、なんとかいけるかなと思ってスタート。
ところが、実際やってみると予想通りには行きません。
学校の先生の癖、なのだと思いますが、子どもたちの反応が見たい。で、下手をすれば、反応によって雰囲気や説明を変えたい。
ところが、絵本を持ちながら、原稿を持ちながら、しかも時間を意識しながら…なんていうのは、できないわけです。
というわけで、最初のうちは時計も意識しつつ、子どもの様子も見つつ、うまくやれていたのですが、そうなると予定の時間を越えている。ああ、これは間に合わないかもしれない…なんて思うと、子どもの反応おざなりで、早く読み進めてしまう…。
というわけで、ボロボロでした。
最終的には時間が足りなくなって、裁判が決着するところまででおしまい。まあ、一番おもしろい裁判のところは読めたのでいいのですが…。
というわけでいつかリベンジ。
なんて思っております。
しかし、私自身は、「読み聞かせ」へのチャレンジをあきらめたわけではないので、もう少し、短いやつで挑戦することにしたのでした。
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