前回は、読み聞かせで失敗したお話でした。
今回はリベンジに向けてチャレンジをしました。星新一さんにチャレンジです。
前回は、思い入れのある宮沢賢治で思うようにいかなかった話を書きました。まあ、思い入れが強いほど失敗しやすいというのは、自分の教員経験の中でいやというほど体験してきたことで、わかりきっていたことではあります。もっと臨機応変に、様子を見ながら変化しないといけないのに、思い入れがあると、どうしても理想に近づけたくなってしまうんですよね。
というわけで、宮沢賢治のリベンジはまたにして、間に「だじゃれ日本一周」をはさんだりしつつ、読み聞かせへのリベンジを狙っておりました。
候補としては、うちにあった「じゅげむ」とか。落語はやっぱりおもしろそうだし、演じ分けを落語家みたいにできれば、そこそこおもしろそうだし、いけるかなと。
それから次に考えたのは、読書感想文コンクールの指定図書系。
学年に合わせて紹介してくれているわけだから、ちょうどいいに違いない。そういうのもいいかなと思ったり。ただ厄介なのは、最近の本屋は、本をビニールでパックしてくれていて、立ち読みができない。絵本は、中身チェック用が用意されていて必ず読めるんですが、この手の本はそこまでサービスが良くないので、中をチェックできないんですよね。
というわけで、買うのもなかなかギャンブルで勇気のいる行為だったりします。
で、ふと思いついたのが、星新一のショートショート。
あれなら、おもしろいし、結構行けるんじゃないか、なんて考えついたわけです。
そういえば、子どものころはまったよな~とか思いながら。
どのぐらい彼らが話についてこれるかは未知数です。だって、完全に絵のない本の読み聞かせなので。
内容は、ご存じの通り、ショートショートSF。
博士が出てきて、ロボットとか薬とかを開発して…とかいう話が多いです。いろんな話があるのですが、友達にいじめられて仕返しする…というような話とか、そういうのを思い出すみたいな話を選んで読みました。
星新一さんのお話は、おもしろいというか、逆転というか、そういう裏切りのような要素があって、お話のおもしろさに触れられますよね。絵がないからこそ、読者をだませるというか、もちろん話にもよりますが、映像化したらネタバレしてしまうような話もあって、読み聞かせにはいいんじゃないかと思ったり。
ちょっと難しいところもあったようですが、なんとかついてきてくれて、これなら二年生になった時にももう一回チャレンジできるかなと思いました。
だんだんこういう短編を紹介できたらいいですよね。
ちゃんと学年が上になるところまで読み聞かせを続けられたなら、筒井さんとかそれこそ村上春樹さんとかも紹介できるかも、なんて思いました。
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