今日は、おねえちゃんが最初に手にした絵本、「ちいさなうさこちゃん」です。
おねえちゃんが生まれるまでは家に絵本なんてありませんから、最初に手にした絵本というものが生まれます。弟は家にいっぱい絵本がある中で誕生しますから、どれが最初かわかりません。彼に最初に買ってあげる絵本というのは生まれるかもしれませんが。というわけで、おねえちゃんが最初に手にした絵本「ちいさなうさこちゃん」です。
「ちいさなうさこちゃん」
これは出産祝いでいただいた本なんですが、もう世界で親しまれた名作っていうことだと思うんですけど、恥ずかしながらよく知りませんでした。
ミッフィーちゃんですよね?
キャラクターは知ってますよ、もちろん。でも、こんな素敵な絵本があって、そこから生まれたキャラクターだということを知らなかったんです。
お恥ずかしい限り。
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絵本ナビです。
出産祝いにふさわしく、ふわふわさんとふわおくさんのところに天使がやってきて赤ちゃんが生まれる話です。
「ちいさなうさこちゃん」の素晴らしさ
最初の絵本だったので、まだ何カ月、それこそ生まれた直後から読み聞かせ続けたような気がします。まだ、よくわからなかったころからあるので、紙を破いて口にもってくのが楽しい時期があるじゃないですか?あのときに引きちぎられて、破れたページがあって、それをセロハンテープで直してあります。
そのぐらいのころから、何度も読んだお話。
絵がかわいい、という以上に、訳が素晴らしい。といっても、原語見てないんですけど。
七五調でリズムが統一されていて、すごく読みやすい、聞きやすい感じ。
訳はいしいももこさん。1964年初版発行ですが、なんだか赤ちゃんに日本語の美しさを語っているようで、とても気持ちがいいですね。
石井桃子さんて、私の大好きな「ちいさいおうち」の翻訳も手がけているわけで、なんだかやっぱりなんで魅かれたかわかるなあ、という感じがします。
彼女自身の作だと「ノンちゃん雲にのる」が有名だと思います。
この絵本をとると、まだ話もしなかったおねえちゃんに一生懸命読んでいたのを思い出します。
特に「ひよこをつれたにわとりやふとったうしまでいましたよ。」のところの絵をじっとみつめていたのを思い出します。
自分が読んでいて好きなのは、「ふわおくさんにふわふわさんおはようございます。あかちゃんがおうまれになっておめでとう」のところ。
うしさん、律儀じゃないですか?最初に「おはようございます」って挨拶してからもう一回「おめでとう」ですよ。
朝、起きるたびに「〇〇ちゃん、おはようございます。あかちゃんがおうまれになっておめでとう」って、喜んでいっていたのを思い出しますね。
今、ちょうど弟がこれを読む年頃かな。
おねえちゃんばかりでなく、読んであげなくちゃだめですね。
この絵本のおかげで、そもそもキャラクターに興味のない私は、もはやミッフィーではなく、うさこちゃんが自然になってしまて、うさこちゃんとミッフィーは別物になってしまいました。