保育園ではまった絵本のひとつが「おおかみと七ひきのこやぎ」です。今日はその思い出を紹介します。
今日は「おおかみと七ひきのこやぎ」です。保育園で読んでもらった絵本を読みたがるというシリーズの端緒ですね。
保育園で読んでもらうのが楽しい二歳。
保育園で絵本を読んでもらうのがどうも楽しいらしい、ということがわかってきたのが二歳になったあと。
要するに、今年の一年でした。
うちの子どもは二歳になるまでは、ほとんど話しませんでした。言葉に関するものだけがすごく遅くて、心配したぐらい。
で、二歳になったぐらいから、とにかく急に話せるようになりました。
もちろん、そこまでも絵本の読み聞かせはずっとしていますし、保育園でもたくさん読んでもらっているようでした。朝や帰りをはじめ、普通の時間でも先生は読んでいてくれているようで、それはそれは話せないころから、じっと座って本を聞いていました。
二歳になったころからは、保育園に行くと、絵本をとって自分の席に座って読むことが多くなります。
もちろん、字なんて読めませんから、おそらく絵を見ているだけなんですが、聞いたお話、台詞はどうも頭の中で展開できるらしく、それを真似して話しているわけです。
その当時、保育園の子たちと取り合いになっていたのが「おおかみと七ひきのこやぎ」です。
「おおかみと七ひきのこやぎ」
「おおかみと七ひきのこやぎ」は、グリム童話です。
七ひきのこやぎがお留守番をするんですが、その間、オオカミを家に入れてはいけないと、お母さんにアドバイスされているんですね。で、オオカミが何とか家に入ろうとする。声を変えて、足の色を変えて…。結局おかあさんだと思って入れてしまった結果、一匹をのぞいて食べられてしまう。でも、おかあさんとその一匹で、寝ているオオカミを見つけて、腹をさいて、そしたら丸のみされた子どもは無事で、代わりに石をつめてやる。水を飲もうとしたオオカミは、そのまま池に落ちて死んでしまうという話。
私、忘れてたんですけど、思い出しました?知ってる話ですよね。
これ、「おまえはオオカミだ!」と叫ぶのが好きみたいで、保育園で先生が読んだら、みんなで、「おまえはオオカミだ!」ってやってたんじゃないかな、と思います。
だから、家でやりたくてしょうがなかったんでしょうね。
私からすると、違う本にすればいいのに…って思うんですけど、まあ、いいやと思った理由は…
安いから。
上の写真は絵本ナビにリンクしてますが、ポプラ社の世界名作シリーズは、著作権とか関係しているのかわかりませんが、なんと350円です。いや、これなら買いでしょう。
他にも絵がきれいなのとかいっぱい出てますよ。でも、これ350円。
もともと、日本昔話とかしっかり全部教えたいなと思っていたこともあり、そういう話をちゃんと読ませたくて、そういう読み聞かせ用の本は、子どもがうまれた瞬間に買ったりしてたんです。
でも、誤算というか、やっぱり読み聞かせ専用の絵本でない「本」はだめなんですね。絵がないから。お話だけ聞いて想像して話をすすめるって、結構高度なことで、1歳2歳ぐらいだと、かなり彼らの知っている言葉だけでないと難しい。
だから、絵本が大事なわけです。
で、戻りますが、350円だし、いいかっていうのが、保育園にある本を買うきっかけだったかもしれません。
で、いきなり、娘が読んでくれるわけですよ。もう、保育園で覚えてるんでしょうね。ちょっとお母さんに読んでもらったら、もう頭の中に入っていて、読んでくれる。
ああ、すごいな、と思いました。
これ以来、うちには、このシリーズ何冊もあります。結局彼女が欲しがった本以外はあんまり読んでない気もするので、やっぱり読みたがるやつが大事だな、と思いました。