今日は子どものお気に入りの仕掛け絵本「やさいさん」と「くだものさん」を紹介します。
保育園で読んだ本を気にいって、買いたがるという話をしてきたかと思います。うちの子の特徴なのか、それとも子どもはそういうものなのか、それはわかりませんが、そういう中でのお気に入り仕掛け絵本の話です。
「やさいさん」と「くだものさん」
いつものように本が欲しいと始まったわけですが、この時は「くだものさん」指定でした。
タイトルだけ言われても、よくわからないし、なぜそれが欲しいのかもわからない。たいてい私のところにあがってくるまでに、奥さんとなんらかの話があって、買うことが決定しているので、その経緯もよくわかりません。
ただ、その「くだものさん」がほしいというので、まずは買っていいよ、ということになりました。たいていは、自分と買いにいくことが多いんですけど、そのときは約束だったか、あるいはご褒美だったか、とにかくすでに買ってあったんだと思います。
それがこちら。
※大きい画像は絵本ナビへのリンクです。試し読みができます。
絵が特徴的な「くだものさん」は、右ページが仕掛けになっていて、下にひらくと、かくれている「くだものさん」が、姿をあらわしてぽろぽろと落ちてくるわけです。
そうです。
ほぼクイズ。
「くだものさんくだものさんだあれ?」
「ぽろりん、りんごさんでした」
ですから、こどもからすれば、あてるクイズになるわけですね。よほど気に入っているのか、同じ「やさいさん」をすぐにほしがり、こちらも購入。
「やさいさん」の場合は、右ページが上にひらいて、
「やさいさんやさいさんだあれ?」
「すっぽーん、にんじんさんでした」
という感じです。
楽しいですね。
これ、なんで2冊になったかというと、先に保育園にない「くだものさん」を買ったことによるもの。その結果、結局保育園にある本は買わないとすまくなくなってしまったということです。まあ、親も楽しいからいいんですけど。
うちの「やさいさん」「くだものさん」の楽しみ方
それはさておき、この本、最初は楽しいんですけど、あっという間に子どもが覚えてしまいますね。それでも、合っている、正解できるのが楽しいから、しばらくはこれで遊べるわけです。大人が思っているよりは飽きませんから。
とはいえ、必ず、飽きがくる。
というわけで、まず、うちで楽しんだ方法は、読み手が子どもになる。そうですね。こどもが出題をする。で、ぼくらが答えるんです。
そう簡単に正解をしてはいけません。必死に間違えないと。いろいろと似たくだものややさいを探すのは大変ですが、
「ブッブッー」
「ピンポン正解」
とかいいながら読んでいきます。クイズ番組も見ていないのに、ぼくらがやっている口真似をしていくのがおそろしいところですね。
これはぼくがやってあげてたんですが、奥さんとかじじばばにも同じように間違ってほしいみたいで、結構たいへんです。
次にやったのが、英語バージョン。これは奥さんが飽きて開発した感じ。同じ読むにしても英語で答えさせる。英語ができるのも結構楽しいですね。
最後にもうひとパターンは、こちらが問題出して、答えさせるんですが、「くだものさん」だと、「くだものさん」でない「りす」が隠れているページがあるんですね。こどもは自慢げに「りす!」と答えるんですが、
「くだものさんなんだから、りすはくだものじゃないです!」「りすはたべられません!」「なんでリスなの?リスはくだものじゃないです!」とか何度か繰り返して、でも、子どもは「りす!」と笑いながら答えて、ページを開いて「あれ?りすだ。りすってたべられるの?おかしいねえ」とかやるのを、また、何度も何度も繰り返してやります。
「やさいさん」だと、「もぐら」です。
こういうくだらない繰り返しの遊びで楽しんだ本でした。でも、親子のやりとりはとても多かったから思い出深い本の一冊ですね。